P・Aカルペンティール(ドミニコ会司祭)作
中央丸窓には「三位一体」、その下二枚には「山上の説教」、さらに両脇に向かって左側には「生誕」、右側には「復活」がそれぞれ描かれています
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  上部から   三位一体

  まん中    山上の説教

  向かって左  ご生誕

  向かって右  ご復活

       小さいステンドグラス

三位一体は三人の若い人物(神の永劫性)として表現したものです。「父」は地球儀を、「子」は十字架を、「聖霊」は教会というそれぞれの象徴をもって表わされています。

山上の説教(山上の垂訓)の2枚の窓を見ると、、左側ではキリストとその使徒たち、右側では色々な反応を示す聴衆が描かれています。
山上の説教(山上の垂訓)
マタイによる福音書第5章から第7章に記録される、キリストの最も総括的な説教です。聖書には「イエスはこの群集を見て山に登られた。腰を下ろされると、弟子たちが近くに寄ってきた。そこでイエスは口を開き、教えられた」と書かれています。ここでは、その最初に説かれた「幸い」について紹介します。
心の貧しい人々は、幸いである、
 天の国はその人たちのものである。
悲しむ人々は、幸いである、
 その人たちは慰められる。
柔和な人々は、幸いである、
 その人たちは地を受け継ぐ。
義に飢え渇く人々は、幸いである。
 その人たちは満たされる。
憐れみ深い人々は、幸いである。
 その人たちは憐れみを受ける。
心の清い人々は、幸いである。
 その人たちは神を見る。
平和を実現する人々は、幸いである。
 その人たちは神の子と呼ばれる。
義のために迫害される人々は、幸いである。
 天の国はその人たちのものである。
マタイによる福音書 5-3〜10
この山上の説教には、この他に「地の塩、世の光」、「敵を愛しなさい」、「祈るときには」(主の祈り)、「思い悩むな」、「人を裁くな」、「求めなさい」、「狭い門」など、聖書の中心部ともいうべき教えが続いています。

左 生誕の上部には、羊飼いたちに主の降誕を告げる天使、下部には聖マリアと聖ヨゼフ、幼児イエスが描かれています。

右 復活を物語るこの窓の上部では、栄光の後光に包まれたキリストが、、下部では婦人たちに主の復活を告げる天使が描がかれています。