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2008年2月号 No.414  2008.2.23

感謝・敬意・恩義 加藤 豊 神父
洗礼式をあげて 洗川 一茂・里絵  
洗礼式を終えて 七田 耕一・美穂
2008年を迎えて 吉田 雨衣夫
マリア像設置中間報告 マリア像設置プロジェクトチーム
マリア像は、上智の聖母像に決定 シスター・フローラ 畑田
感謝・敬意・恩義

                            加藤 豊 神父

 この2年間わたしたち多摩教会のために働いてくださった星野神父さまが、今年の復活節第2主日以降、立川教会に転任なさることになりました。みなさんもご存じのように、星野神父さまは現在、白百合女子大学宗教科主任としてご多忙な日々を過ごしておられる一方、もう一方では東京教区の司祭として、土曜日、日曜日、多摩教会協力司祭の役務を果たしておられます。思い起こせば過去2年、わたしたちはどれほど神父さまのごミサやお話し、お導きに、慰め、励まされ、その存在にどれほど支えられてきたことでしょうか。
 早いもので、もう2年も経ってしまうのか、と振り返りつつも、これから立川教会で協力司祭をなさる神父さまを応援したい気持ちでいっぱいです。
 東京教区には(というより、司祭が多いはずの東京教区であっても)いまや司祭が常住しない小教区がいくつかあります。それでも他教区の現状からすれば、そうでない(すなわち司牧責任者が常住する)小教区のほうが圧倒的に多く、そもそも司祭の数も圧倒的に違っています。にもかかわらず、いまの多摩教会の規模で主日のミサに司祭二人というのはもとより今時珍しい状態です。けれども必ずしも毎週二人いたわけではないこともまた確かです。わたし自身は去年まで教区の委員会の仕事を兼任していましたし、結果、主日であっても小教区を不在にすることが多々ありました。更にお隣の府中教会では、アルベルト神父さまが例外的に管区長職を兼ねておられましたから、管区会議、ひいてはミラノ会総会時、わたしは府中と多摩とを行ったり来たりもしておりました。そのような中、星野神父さまはカトリック信者にとって最大のよりどころである主日のミサを、わたしたちのために捧げてくださっていたのです。その星野神父さまのほうもまた多摩教会以外(特に四旬節や待降節)、場合によっては教区を越えて、各地の小教区や修道院に出向いては、そこに住む人たちに希望を届けておられたのです。その意味で、この多摩教会の仕事のみならず、しかも直接的なかたちでお互いの仕事を分担していたわけではないにせよ、それでもいろいろな創意工夫によって協力し合いながら、ここまで二人して歩いてきた、というのがわたしの思いですから、正直なことをいうと、寂しさや残念な気持ちは多分にあり、それらを人事だからと割り切っている、といえば嘘になるでしょう。
 ただし、教区の現状、また日本の教会の現状を目の当たりにし、まして、わたしが教区の種々の仕事から任を解かれ、だいたい毎週、多摩にいられるようなったいまとなっては、「もう1年、いえ、できればわたしが多摩にいる間だけでも一緒に働かせてください」と、そんなわがままはいえません。先にもいいましたように、東京のような大きな教区であっても、協力司祭を必要とする小教区や主任司祭は沢山いるのです。否、よっぽどのことがない限り、皆そうなのです。立川教会助任司祭の小池神父さまは、今年、小岩の主任司祭として赴任なさいます。従って主任の辻神父さまは、「立川」と「あきる野」を一人で見なければならないのです。多摩と立川、いま協力司祭が必要なのはどちらであるのか、それは明らかなことです。
 しかし、だからこそ、何を差し置いても、わたしたちがいま感じなければならないことは、「寂しさ」ではなく、「感謝」であるはずです。この場をお借りして、神父さまへの感謝の意をお伝えしたいと思います。星野神父様、どうか立川へ行かれてからもお元気でいてください。本当にありがとうございました。


洗礼式をあげて

                            洗川 一茂・里絵

 おととしの9月には結婚式を挙げさせていただき、この度は子供の洗礼式と、加藤神父様、多摩教会の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございます。
 同じ10月に生まれたいとこの結梨奈ちゃんと一緒にリジューのテレジアの洗礼名を受け、多摩教会の皆様に温かい拍手で祝福された瞬間がとても嬉しく、印象に残っています。ふたりがリジューのテレジアのような、人を思いやる温かい人に成長してくれることを願います。神様がいつも璃桜と結梨奈ちゃんのそばにいてくださることを祈って。


洗礼式を終えて

                            七田 耕一・美穂

 1月20日、娘の結梨奈がカトリック多摩教会にて洗礼のお恵みをいただきました。
 いとこの璃桜ちゃんも一緒に、両家の家族とたくさんの信者さんに見守られるなか、無事に式を終える事ができました。
 ミサが始まった瞬間に娘が泣き出し、冷や冷やしましたが、きっと一緒に聖歌を歌っていたのでしょう。
 娘は10月生まれなので、洗礼名は10月の聖人テレジアにさせていただきました。私の洗礼名も同じテレジアなので、強い絆で結ばれた気持がしております。
 洗礼式の後、皆様に「おめでとう」と声をかけていただき、とても嬉しく有難かったです。誠にありがとうございました。


2008年を迎えて

                             吉田 雨衣夫

 昨年委員長に「就任して早や一年が過ぎました。あれもしなければ、これも出来るのにと思いつつ殆ど何も出来ないままに一年が経ちました。でも、いくつか良かったと思ったのは信徒館の二階に一部屋増えたこと、青年・中高生が元気なこと・マリア様の御像建設が決まったこと・生涯学習が始まったことです。
 多摩教会が出来ること、まだまだありそうな気がします。残り一年の間に一つでも二つでも見つけたいと思っています。どうかお祈り下さい。


マリア像設置中間報告

                        マリア像設置プロジェクトチーム

マリア像 制作中、3月20日(聖木曜日)到着予定
 2月10日の信徒総会で皆様に設置するマリア像が左図のような「上智の聖母」だと説明をいたしました。信徒総会後、長崎の「中田ザビエル工房」に発注書を作りFAXしました。「中田ザビエル工房」から制作を開始したこと、御像は木枠梱包し日本通運が3月20日(この日は聖木曜日に当たります)に多摩教会に届ける予定との連絡が入りました。
 マリア像は身長150cmあり、強化プラスチック製(材質エポキシ樹脂、塗装フッ素樹脂塗料)の白色です。重さは約55kgです。私たちの体重とほぼ同じです。みなさま、御像が中身空洞になっていること、知っていました?
 マリア像到着後、銅像専門の職人が来て柱状の鉄筋コンクリートを地中深くから台座を作りマリア像を固定します。もう押しても、抱きついても決して倒れる心配はありません。
 台座は必要最小限のものなので、マリア像完成後に台座の周り花壇をいかに設置するか、背後に木の塀を置くか等、皆さんと検討したいと思います。
 どうか皆様、マリア像完成を楽しみに待っていてください。  (石塚時雄)


マリア像は、上智の聖母像に決定

                         シスター・フローラ 畑田

 いよいマよ聖母像を注文するはこびとなり、話し合いの場でも、もり上ったうれしい思いで話がすすみ、おそくとも4月〜5月頃にはとどき、設置されるような見通しとなりました。マリア様のまわりをどのようにするか、ライトがあるとよいなど、意見がかわされ、夢がありますね。
 聖母は教会の扶助者です。それは今もなお教会の信仰を支え、聖霊の降臨を愛に燃えて、切にこい願っておいでになるからです。
 天にあげられた聖母は、その子らを見捨てることなく、主の日がくるまで旅する神の民にとって確実な希望と慰めのしるしとして輝いています。
 マリア様のご保護のもとで一人でも多くの人がいやされることを願って、主任神父様、多摩教会信徒の皆様と力を合わせてお祈りいたしましょう。

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