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2001年11月号 No.339 2001.11.10

ミラノ会の神父様方に感謝 宮下 良平 神父
秋のバザ一報告  
バザーで頑張りました 水上由美子
バザー 諏肪・永山・聖ヶ丘地区 近藤麻美子
カテドラルで初めて侍者をしたこと 塚本 博幸

   ミラノ会の神父様方に感謝

                      宮下 良平 神父

11月6日に連光寺に本部のあるミラノ外国宣教会(P.l.M.E.)の来日50周年の記 念ミサが行われました。
 このミサでは岡田大司教様が主司式され、森司教様をはじめ、ミラノ会の神父様方 が働いておられる浦和・横浜・広島の司教様、そして福岡の司教総代理の神父様が共 同司式をされました。また、ミラノ会の関係する小教区、修道会の神父様・シスター が多数参加されていました。
 現在日本で働かれている神父様は28名とのことですが、ここでミラノ会の概要を紹 介しておきます。
 ミラノ外国宣教会(教皇庁立外国宣教会(P.l.M.E.)は、1850年にイタリアの ミラノでアンジェロ・ラマツオツティ司教様により創設されました。最初は北イタリ アの教区司祭の有志を集めて宣教地へ派遣されました。そして、現在日本には25名の ミラノ会員が横浜、福岡、東京、広島、浦和の各教区の司教様の協力者として教会な どで司牧に当たっています。
 ところでみなさんもご承知のように、連光寺に1993年ミラノ会の本部が府中教会か ら新築移転されました。それまでは、ミラノ会とはあまりおつき合いがなかったので すが、同じ小教区内にあるということで、いろいろなことで私たちの多摩教会のため に協力してくださっています。
 本部におられる管区長のマウリツイオ神父様、ピーノ神父様にはたびたび御ミサの 司式をお願いしています。府中教会におられて、現在は大司教館におられるチエレス ティーノ神父様には、間もなく行われる多摩教会親睦研修会の講師をお願いしました。
 ところで、記念式典の挨拶でマウリツイオ神父様は次のようなお話しをしておりま した。「20年前に来日した当時は、まだキリストを知らない日本の人々にキリストの ことを知らせなくてはならないと強い決意を持って人 々に接していました。ところが、年月を経て今日ではそのような気持ちは変化しまし た。それは、キリストはすでに人々のなかに生きておられることを知ったからです。 そして、その方々の一人ひとりの中に、神のひとり子 ・主キリストがすでにおられることを、私自身もその方々と一緒に気づかせてもらお うという気持ちになりました。」
 また、10年間日本におられて、現在はローマの本部で総長代理をされておられるパ ウロ神父様は、パパ様が最近、かつての中国での宣教について中国の文化を無視した 宣教姿勢もあったことを率直に認められたことを受けて、中国でのミラノ会の宣教方 法にも中国独自の文化を無視してキリスト教文化を押しつけることもあったことを心 より反省していると述べられました。そして、パウロ神父様もマウリツイオ神父様の 述べられたように、「宣教する」というカトリック教会の姿勢が今日大きく変わって きていることを私たちに伝えておられました。
 50年前の第二バチカン公会議以後、「諸宗教との対話」ということをカトリック教 会は大切にしています。それまでのカトリック教会は、カトリック以外を排他的に扱っ ていました。そして宣教とは、諸宗教、諸文化からキリスト教化、キリスト教文化化 を押し進めることであったと言えるでしょう。
 そして今日では、すべての時代の全ての人は、諸宗教の中に生きる人々もたとえ表 現、概念、教えは違っても、「いのちの与え主」 である唯一の神の光、神の愛に導かれてキリストの救いに生かされているということ が、カトリック教会の認識とされています。
 そして、諸宗教との対話を通して、人々の救いのために、「いのちの尊さ」「平和」 などについて、共通の機会を作りながら、訴え・祈り続けています。

 来日50周年という節目を迎えたミラノ会が、これからも日本の人々のために神の愛 をあかししてくださるように心から祈っております。そして本部におられる神父様と 多摩教会の共同体が、これからも深い交わりの中で、すばらしい神への賛美が続けま すよう私たちを支えてください。
 ミラノ会来日50周年、本当におめでとうございました。
                                   神に感謝




            秋のバザ一報告


 多摩教会恒例の秋のバザーを、今年も10月21日のミサ後に開きました。毎年のこと ですが、準備にかかる労力は大変なものです。食べ物、飲み物、献品などの仕入れ、 整理、値段つけなどご婦人を中心とした多数の方々の献身的な協力をいただきました。
 各グループに早速集計していただき、当日売り上げの純利益302,013円、それに一 週間後の追加売り上げを加えると純益は計399,848円となり、聖堂建設資金の口座に 入金しました。皆様のお力添え、本当に有り難う御座いました。
 以下は各地区からの報告です。なお、この中からアフガニスタン難民救済と多摩市社 会福祉協議会に5万円ずつ寄付しました。

南大沢・堀之内 (やきそば)春のミニバザーまでは300円で売っていましたが、量 を減らして1人前200円にしました。屋内で飲食する人が多かったので、初めは売れ行 きが良くなかった。パック詰めにしたものを中で売ることも次回から考えたいと思い ます。

落合  今回は電話連絡で、出来る方が5名でしたが、白滝入りぜんまい煮、竹 築煮、パスタ、サラダ、梅干し(菊入り)酢の物全部完売でした。ご協力ありがとう ございました。落合地区は軒数はありますが、お顔も分からず、もう少し対人関係が できたたら協力者が増え、バザーだけでなく、良くなるのではないか。

貝取・豊ヶ丘  お惣菜を担当しました。ここ2、3年お惣菜を受け持ち、地区の方々に もすっかり定着して快く引き受けてくださり、10種類ばかりのお惣菜が集まり100円 から300円で販売いたしました。肉、天ぷら、煮物、サラダ、佃煮、と、今夜のおか ずの一品にとにこにこ顔で買ってくださいました。ご協力有り難う御座いました。慣 れたこととはいいながら、日曜の朝早くから忙しく作ってくださった地区の方々に感 謝いたします。



        バザーで頑張りました
                          献品係り 水上由 美子

 今年も10月21日(日)に恒例のバザーが行われました。
 私ども鹿島、松ヶ谷、乞田、愛宕地区は献品係りでした。初めてではないので、手 順は馴れていましたが、益々の物あまり時代、低価格時代をどう乗り切るか不安でし た。「以前は7万〜10万位の売り上げがあった‥・」等々の諸先輩のお話を小耳には さみつつ、皆様からの折角のご厚意を無駄にしないように考慮しながら、値段をつけ ました。
 そして、晴天に恵まれた当日は皆で懸命に働きました。そして、7万円を超す売り 上げ!!単価に2〜3百円のものが多い中で(100円以下もたくさん‥・)よく頑張っ たと思います。21日にお越し頂けなかった方のために、11月3日(土)と4日(日)に も販売しました。そして、また8千円弱。両方合わせると8万円弱です。
 皆様のご協力に心から感謝いたします。

                   
  諏肪・永山・聖ヶ丘地区                 近藤麻美子
 当日は暑くも寒くもなく、バザーにはうってつけの天気でしたが、飲み物を販売す る者を「暇」にする天候でもありました。10本用意したジュースは3本で済み、ビー ルも4ケースのうち開けたのは2ケースのみでした。そのビールも残ったものを「テイ クアウト」として格安で販売したところ、さすが「賢い主婦の多い教会」、あっとい う間に片付いたという次第です。
 ジュースを好む子供の数が少なかったこと、健康のためビールを控える年齢の方が 増えたことが、あまり忙しくなかった要因と思われます。
 多摩教会も「量」より「質」にこだわる成熟した年齢になったようですので、コー ヒーならインスタントではなくドリップで、という風に大人の味覚を楽しませる飲み 物を加えることもー考の余地あり、またワッフルを担当した稲城地区と合同で「喫茶 室」という形にするのもーつの方法だったかなと思いました。
 当日、ご協力下さった皆様に感謝いたします。



      カテドラルで初めて侍者をしたこと
                                塚本 博幸


10月14日カテドラルで子どもミサがありました。僕はそのミサの侍者をしました。そ の日はくもっていました。教会で軽食を食べた後、車に分乗してカテドラルに行きま した。早く着いたので、待ちながら遊んだり、高いとうを見たりしていました。
1時になったので、受付へ行き、リーダーのしじに従って裏口から入りました。侍者 服に着がえたらソファにすわって待ちました。
 そしてとうとうミサが始まりました。ずっとミサ中緊張しました。しおりが配られ たので見てみると1ページ抜けていました。ミサ中には各教会の代表の子どもが旗を さしたり、侍者が手をつないで歌ったりしました。
 せいたいはいりょうは、中央、右、左、右はじ、左はじの5列に分けてやりました。 ぼくは神父さまのとなりで手を組んで立っていました。
 ミサが終ると、レクリエーションがありました。貨物列車や、大工のきつつきさん というゲームをしました。
 カテドラルはとても大きかったです。来て思ったことは、侍者はかなり緊張したけ れど、なかなかやりがいがあったので、来年もできればやりたいです。


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