2020年8月号 No.562

発行 : 2020年8月29日
【 巻頭言:主任司祭 豊島 治 】


邁進しています

主任司祭 豊島 治

(この原稿は入稿締め切りの3時間前、午前5時8分作成されています。基づく情報はその時点のものです)

■お疲れは祈りをもって神さまへ
 ウイルスの影響で社会生活が変わって半年ちかく。国の総理大臣も持病の悪化で辞意を表すほどです。「なにをしたらいいか」「対処法はなにか」がわからないまま過ごすというのはなにかしら疲れをもたらします。運動しましょう。家の中でも筋肉が増える運動がありま。NHKでみることができます。そして祈りましょう。今の心情を祈りに加えて神さまにささげましょう。神さまの恵みは一日一日新たにされていきます。
■教会のうごき
(ミサについて)
 ミサはご存じのように大司教さまからの年齢制限&地区割での時間制限を守りながら仮聖堂にておこなわれています。制限でミサに赴くことがかなわない方々を思いながら祈りを行っています。
 参加される方には特設の水場が設けられていますので入堂前に手洗いをお願いしています。歌を控えるようにとの通達なので、「唱えるミサ」となっています。答唱詩編もアレルヤ唱も拝領も唱えています。
 今後は唱えるミサの祈りのバリエーションも実践します。奉納のあとの奉献文もミサ典礼書には数種類の祈りがあります。また仮聖堂でのミサ開始からインターネット中継の試行も行われています。試行の結果ですが教会周辺はテレワークをしている方々が増えたようで、ミサの時間、インターネット接続が不安定です。これからは夏休みも終わり学校が再開されている時期ですので、もしかしたら安定するかもしれません。そうなれば次の段階にいけます。
 また、制限の対象の方に秘蹟との交わりの場を考えるよう大司教様からいただいています。このことについて工事が二期工事まで全て終わり安全状態が確認されてからとさせてください。

(予定していた行事について)
 2020年も後半に入って2カ月。私個人は年内の原状回復は難しいと考えています。以下のように考えていますが、評議会で斬新な考えがでてきて実践できるかもしれません。あくまでも考えとして受け止めください。なお、評議会で検討した結果の告知は9月中旬に皆様に送られる郵送物に同封いたします

9月
【平神父様銀祝】 平神父様は今年叙階25年を迎えられました。すでに年初にお祝いをお渡していますが、霊的花束は時期を見て募ることにしたいと考えます。
【シニアの集い】 連絡会の議事録にありますが、今年は記念品の発送をもって気持ちをお伝えしたいと思います。記念品は既成のものではありません。オリジナルです。
【教会委員長選挙】 行事ではありませんが、今年予定していた選挙は行いません。詳しくは次回の評議会を経てお伝えします。

10月
【バザー】 例年の食品の販売、密集した場での飲食はソーシャルディスタンスを考え不可能と考えます。カトリック修道会系の物品が出店意向をだされていますので可能かどうか工事スケジュールみての安全確認をして決断したいとおもっています。

11月
【七五三】 子供の祝福として大事な機会ですが、11月の状況が予測できません。すでに祝福カードの制作を始めていますが。できれば当事者限定の集いもしたいところですが慎重にならざるを得ません。
【墓参】 従来のバスツアーは中止します。8月の盆時期にに主任司祭が一人で祈りにいったように、死者の月についても墓参は個別に行いたいとおもっています。教区主催も中止の連絡がきました。
【死者の祈念ミサ】 どのような形で申込み・ミサ挙行ができるか検討中です。

12月
【待降節行事】 いままで「祈りと聖劇の夕べ」と題していた行事は中止とします。代わりの祝いを表現することを考え中です。

2021年1月
【賀詞交換会】 準備のこと、飲食のこと、時期のことを考えると中止になると考えます。

(教会学校・講座について)
 教会学校については調布教会と連携し教会が作成しているYouTube教材と副教材「こじか」をもっていたします。例年9月~12月は聖劇の準備のためいわゆる勉強は自習となっていましたが聖劇は中止になりますので、二学期はこの2つをもって始め、状況を見守ります。
 聖書講座については今までの様な形式は年内は中止します。代わりに配布する「ミサに出席できない間の過ごし 祈りと聖書の黙想」冊子をもって学びとします。
 入門講座については入門係と打合せをしますが、基礎疾患のある方への対応方法や年齢のこともあり、どのような形でできるかを最終確認してから公示します。

(教会の運営について)
 上記の予定を教区通達を踏まえてどうするかを検討し、また年度末を迎えるにあたり教区指針の確認プロセスを遂行する必要のため、評議会委員長の指示のもと司牧評議会を再開しました。しかし教会活動中止や制限の教区本部令により今まで通りに地区委員・活動会すべてを同じフロアに集めることはできません。
 そこで7月、「聖堂共同体規約運用にあたってのガイドライン」を適切に改定し、評議会に参加出来る代表を経済問題評議会委員代表、典礼代表、営繕代表、教会家族委員会代表としました。いずれも現在感染防止に注意しながら活動している部です。評議会副委員長の参加については評議会委員長の判断に任せます。また総務・受付・広報については主任司祭と評議会委員長が現状を集約し提示した範囲で活動するものとします。
 このことによって教区・教会規約に定められている運営指針どおりに進めることができます。

(信徒への連絡について)
 この状況下多摩教会信徒の皆さんへは以下の方法で連絡しています
① 封筒に関係文書をいれて送付しています。これを私は個人的に『大発送』といっています。その名のとおり労力も含めかかるものが甚大です。頻繁にできることではありません。直近は9月ですが、現在の状況が続くなら次回大発送は1月ごろと考えています。
② ブログで毎日教会のことを綴っています「多摩教会入門」で検索ください。
③ 各主日のミサで配布される「ミサの手引き書」に式文だけでなく週間報告・予定を掲載。ローカルな内容もいれています。金曜午後から日曜13時まで教会前でいれています。ブログでも表記出来る範囲で(個人名削除して)掲載できるようにします。

■感謝申し上げます
 先の私の霊的花束への参加にありがとうございます。15年できたのは皆様のおかげです。