桜の花も散り終えた復活の金曜日、豊島神父さまより、四旬節教皇メッセージ、「不法がはびこるので、多くの人の愛が冷える」との言葉に関連して、次のようなお話がありました。
「不信、疑うことは心のエネルギーを無駄に浪費し、愛は消えていきます。愛の復活には、十字架に祈ることが必要です。十字架に架けられてすべてを奪われ、極限の状況で人を赦したキリストの限りない愛に思いをいたし祈ることです。多摩教会の20年後について考えてみる必要があるのではないでしょうか。シニアからジュニアまで、平等に年をとり、深刻な問題に遭遇するとき、教会での祈りと秘跡により、信仰を深め、乗り切ることができます。
教皇さまの言葉、『いっしょに旅をしよう』『豊かさを皆で享受し、共に豊かになっていこう』との意味が、今日の福音の中にあります。この福音の阻害要因となっている主要なものの中に、恐れ、不信、不安があります。これの克服には、皆が神に愛されていると感じることが必要です。いつも共に歩み、冷たい風から柔らかく暖かく包み込み、守ってくださる神の愛を感じさせるご聖体を受けましょう」
ミサの後の「初金家族の会」、今回は、一品持ち寄り闇汁会でした。うどん、餅、肉類、菜の花や、名も知らぬ野菜、きのこ類などが微妙に調和した美味な闇汁に仕上がりました。闇汁を食べながら、教会の昔と今、今後どうなるかなどの歓談を楽しみました。
多摩教会を設立した思いと情熱は、次の世代への遺産となってほしいものです。避けられない体の衰えを感じるシニア、教会を支えている壮年層、そしてみずみずしいジュニア、皆で共に、教皇さまの「いっしょに旅をしよう」との言葉をかみしめ、信仰家族のきずなを深めたいと感じたひとときでした。
5月、初金ミサはありますが、家族の会は工事のため休会とし、次回は6月1日開催の予定です。
「初金家族の会」は初金ミサのあと、信徒館で貴重な体験や希望を語り合い、信仰家族の絆を深め合う楽しい会です。皆様どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。(11時ごろからです)