「ロザリオの聖母記念日」10月7日の初金ミサで豊島神父様は、「万国共通のロザリオの祈りは、いろいろな心配ごとを聖母の取り次ぎで神様にお任せいたしますというお祈りです。大切にしましょう」と話されました。
続いて初金家族の会は神父様のお祈りに始まり、多摩市・鶴牧の中村安男さんのミャンマーでの奉仕活動のお話でした。
長年、飼料生産会社で勤務された中村さんが、お仕事を通して知りあった現地の人々との交流から、畜産や稲作の指導をはじめ貧しい村の子供たちに文房具を届けたり、そろばんを教えたり、時にはうなぎの蒲焼を紹介するなど、多岐にわたる体当たりボランティア活動の数々を披露されました。
中村さんは特許までとられたご自身の体験から生ごみに発生するメタンガスでの発電方法を現地で教えたいと、まだまだ身近で役立つ生活指導の意欲に燃えておられます。
ミャンマーで道路の穴を修理している人に、何故そんなことをしているのかと尋ねたら、「生まれ変わって蛙にならないための奉仕だよ」と素朴な答えが返ってきたそうです。
たとえ豊かではない暮らしでも、明日のことを心配せず、家族を大事にし、地域での助けあいを第一にと考える、《ほほえみの国》、東南アジア、ミャンマーの人々から学ぶことは数知れないというお話の締めくくりは、中村さん自作の次の一句でした。
★ 聖霊に
次回、11月4日の初金家族の会では、カトリック信徒の日常や神学生の養成などを紹介したNHKの新日本風土記「長崎の教会」をご一緒に視聴して、皆さんで話し合う予定です。
「みんな違って、みんないい」、様々な話題のやりとりでお互いの信仰を深める楽しい集い、初金家族の会です。ご参加を歓迎いたします。