願いごとを短冊に書いて笹竹に結び付けた幼い頃の七夕の思い出が心によぎる7月7日、豊島神父様は初金ミサのお説教で、「私たちはそれぞれ願いを持って生きています。願いは、かなうこともあれば、かなわない時もあります。人生の歩む道は神様が与えてくださいます。今はそれぞれに人生の予習の時なのです。最終目的の地で神様の素晴らしさという100点満点の答えがわかるよう、本当の意味の力、エネルギー、希望を教会で、そしてご聖体からいただくよう心がけましょう」と話されました。
続いての初金家族の会では30数人の参加者の前で、関戸・一ノ宮地区の井上信一さんが海外で奉仕している宣教者の現状を次のように話されました。
「今、世界各地40か国で270人ほどの司祭、修道者、それに信徒が、宣教者として積極的に活躍しています。例えば、ウガンダ、南スーダン、チャド、コンゴ、マダガスカル、ボリビア、ブラジル、そしてアジア諸国で、医療、教育、保育の分野で福祉活動と福音宣教に従事しておられ、また特に南米では日本からの移住邦人の司牧にも尽くされています。皆さんが現地に骨を埋める覚悟で献身的に、奉仕され、緊急避難もできない戦乱の地、民族間の争いが絶えない危険な場所、交通不便な土地でも、進んで民衆の中に溶け込んで働いておられます。
この数年、宣教者からの援助申請は日本の災害などを気遣って遠慮がちではありますが、私たちのささやかな支援でも、現地では大きな支え、力となっています。最近のケースでは南スーダンで難民の支援活動を行っているシスター下崎(イエスのカリタス修道女会)に食糧援助のため、50万円を送金しました。『海外宣教者を支援する会』の機関誌《きずな》が、信徒館の入口脇に置いてありますので、ご覧ください。またインターネットでも『海外宣教』と検索するとホームページで、これまでの資料を全て読むことができます。これからも皆さんのご理解、ご協力をお願い致します」
8月初金ミサはありますが、家族の会はお休みで、次回は9月1日(金)です。
「初金家族の会」は、初金のごミサのあと、信徒館で貴重な体験など聴いて語り合い、お互い信仰の絆を深め合う、楽しい集いです。どうぞどなたでも、お気軽にお立ち寄りください。(11時ごろからです)