緑の季節、6月2日の初金ごミサで、豊島神父様は、「全てをご存知の神様の愛のど真ん中で私たちは生きています。貴い教えを大切に、従順に過ごしましょう。他人に対して従順であるよりも、むしろ自分に対して従順であることの方が難しいです。神様に愛されていることに気づかずにいる私たちのためにも愛が注がれていることを思い、熱心にごミサにあずかりましょう」と話されました。
続いての初金家族の会では、去る3月末、10日間のイスラエル巡礼に多摩教会から参加なさった4人の信徒のうち、中嶋誠さんと岩藤大和さんのお二人が、旅のスライド写真を上映しながらご体験を話されました。
≪四旬節に聖地で黙想を≫と目指した巡礼で、ナザレ、ガリラヤ、ヨルダン川沿い、エマオほか、イエス様が誕生し、育ち、教え、歩かれた場所、そして受難の道や、数々の由緒ある教会を目の当たりにされた参加者として、「頭で描いていた聖書の中の風景とは全く違って、花咲き乱れ、野鳥の心地よい囀りも聞こえる楽園そのものの現地の姿でした。神様の愛がこの美しい地で育まれたのだ、風土が人を作るのだと実感しました。 イエス様が聖トマスに言われた、『あなたは私を見たから信じたのですか、見ないで信じる人たちは幸いです』(ヨハネ20・29)とのみ言葉を体感しました」など、実り豊かな巡礼の旅の報告でした。
初金家族の会、次回の7月7日は、「海外で奉仕する宣教者たち」と題して、信徒の井上信一さんのお話を予定しています。ごミサのあと、信徒館で貴重な体験など聴いて語り合い、お互い信仰の絆を深め合う、楽しい集いです。皆さま、どうぞお気軽にお立ち寄りください。(11時ごろからです)