創刊500号記念特集:30年後のカトリック教会 私の夢

創刊500号記念特集
30年後のカトリック教会 私の夢
- 青年会から6人の声 -

1.伊禮 正太郎伊禮正太郎
 30年後の教会
 自分は生きてるのか?って考える今の生活を続ければ間違いなくこの世に存在しないだろう。
 そこには何が存在して何が消えていくのかと考えてみる。
 青年会は消えているだろう。もしかしたら続いてるかもしれないが、今の青年会とは全く違うものが出来るだろう。じゃあ何が残るのか?それは間違いなく「神様の愛」「人間の信仰」だと思う。今の教会も30年後の教会もそこだけは変わってはいけない。いや、必ず変わらない。神父がロボットになったりしてるのだろうか(笑)それでも「愛」は壊れない。神が人間を創造した時に与えた唯一の壊れないものだと思う。これを言えば元も子もないが、そもそも将来の教会を思い描いても無駄では無いだろうか?「明日の事は思い煩うな」と言うイエスの言葉がある通り僕は今の青年会や教会を精一杯愛する。
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2.岩崎 莉乃岩崎莉乃
 30年後…多摩教会には今以上に沢山の愛の輪が重なりあっていてほしい。無邪気な子供たち、活発な若者たち、あたたかく子供達を包み込む大人たち。皆が言葉を交わし、幸せを分かちあえたら、愛の輪は増えてゆくだろう。辛いことがあったときにも、「ここに来れば不思議と心がじんわりあったかくなるなぁ」と思える教会になれば、益々愛の輪が広がるだろう。今後青年会をきっかけとして、また新たな愛の輪が生まれたら嬉しい。139-06

3.下田 眞理子下田眞理子
 まだまだ「教会に行くこと」が世間の一部の人の間でしか親しまれていない今、将来的には、宗教云々の壁を越えて、洗礼を受けている受けていないに関わらず、誰でもいつでも気軽に来られるような開かれた教会にするのが私の夢です。人と人とが直に繋がって得られる幸せ、充実感など、すべての人の心のオアシスを教会となるように広められていったらいいなと思います。139-06

4.森 友昭森友昭
 日本は戦争もなく平和で恵まれている国であると思う。しかし、日本の中には孤独を感じている青年達がたくさんいる。30年後は、そんな悩みや悲しみを抱えている青年達に喜びや安らぎを届けることができる教会を作っていきたい。教会にくれば不思議と心が安らぎ、喜びに満たされ、神様の愛を感じることができる。青年会でもそのような空間を作っていきたい。139-06

5.佐内 伶奈佐内怜奈
  一見して青年会は単なる若者の集団である。 そして彼等は子供から大人への過渡期であり心も脆く、とても立派とは言えない。しかし友人を愛し、支える大きな力を持っている。何かを変える力も持っている。今はまだ自分達の事だけで精一杯の青年会だが、30年後、自分達と同じ様に青年期を悩み迷いながら歩んでいる、孤独を感じた沢山の青年達が心から救われ、希望を持って集えるような教会を作り上げたい。139-06

6.坂本 宏喜坂本宏喜
  30年後…僕たちはおじさん。ただのおじさんではない。「神は愛だ!」とかっこよく叫んでいるおじさん。今とあんまり変わらない。そんなおじさんたちを見ながら、キラキラした瞳で教会を走り回る幼稚園児と小学生。今とあんまり変わらない。焼肉パーティーに釣られて集まる中学生と高校生。今とあんまり変わらない。この世に絶望しながらも希望の光を求める青年たち。今とあんまり変わらない。
 30年後……結局今とあんまり変わらない。ただ、もっといろいろな場所で、そんな光景が見られるんだろうな。
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