島田 潤一
厳寒のよく晴れた日で、聖堂の天窓より光りが注がれ、心が照らされる新年の初金でした。
初金ミサのお説教で、豊島神父さまは、神との繋がりの大切さ、不安、恐れの関係について、次のように語られました。
「教皇様は、元旦に『幼子イエスを見て留まりましょう』と話されました。そして、この、幼子とするところに意味があるわけです。素直で弱い、だが、誰とでも話せる。しかし、助けてもらわねば生きていけない不安定な存在です。成長するにつれてできてきたプライドが、時に一人歩きし、能力の不整合、老化などのため対応できず、制御できないものとなり、捨てたいが捨てられず、情緒不安の要因となってきます。ここで、私たちは神のみ手の内にあることを思い起こし、幼子の心に戻り、神にゆだねることです。今年のミサでの御聖体はこの幼子の心を照らし、温めるものとなります」
初金家族の会、次回は2月1日(金)のミサの後、午前11時頃から開催の予定です。志賀晴児さんに「情報過剰時代に思うこと」とのテーマでのお話を予定しています。
「初金家族の会」は、初金ミサの後、貴重な体験を披露し、分かち合い、信仰を語り合う、信仰家族の絆を深め合う楽しい会です。皆様、どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。