例年になく早い梅雨明け宣言のあと、梅雨のような雨の降る7月の初金でした。
初金ミサでの豊島神父さまのお話は、「7月は御心のミサととらえるべきもので、神の温かい心に包まれていることを感じ取ることが大切です。不完全なわたくしたちは、病気のとき、原因を求めて敗北感にとらわれます。その根源は恐れに行き着きます。恐れは愛と対峙するもので、天国の愛を知るために、地上でも実現しなければならぬものは、恐れの克服です。外国人就労のへの対応では、知らないことによる恐れが共に歩むことを妨げています。
死を迎えるときも、恐れは天国への道を妨げます。恐怖を克服したとき、希望に満ちた天国を感じることができます。その天国を感じる練習期間として日常をとらえ、怠りなくすごす努力が必要です。どれだけ人を赦し、助け、人のために祈ったか自省し、その力をくださる御聖体に感謝しましょう」と、少し厳しいものを含んでいました。
今回の初金家族の会では、道官芳郎さんに、「俳句に詠まれたキリスト教」との題でお話をいただきました。
明治初期俳諧から俳句へ子規のリード発展した状況の話があり、次いで、クリスチャンの俳人中村草田男の作品、前田枢機卿の句、キリスト教の神、聖歌、復活祭、巡礼などに関連する30句ほどの解説していただきました。
素晴らしい解説で、十七文字の単なる文字列より、立体的な情景、音までも聞こえてきそうな、イメージを聴く者の心に展開できできたのではないかと思います。優れた作者は優れた選者であるとのことでしたが、優れた解説者、評論家でもありました。教会行事、巡礼の添付写真などに一句付け加えれば、一層深く分かち合うことのできるための有力な手段ともなるのではないかと思われます。
「初金家族の会」8月はお休みで、次回は9月7日(金)、卓話は企画中です。
「初金家族の会」は、初金ミサの後、信徒会館で貴重な体験を分かち合い、信仰の絆を深め合う一時間程度の集いです。皆様、どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。
初金家族の会は、初金ミサの後、11時ごろから開催の予定です。