まだ寒く、春が待ち遠しい3月2日初金ミサでは、豊島神父さまより、教皇フランシスコの改革について、不正や虐待に対する革新的対応、家庭の問題に対応する生命の部、また、すべての人の居場所を考える人間開発部の設置などについて伺いました。最後に、「排除」の論理についての話では、被災地福島の巡礼視察の話を取り上げ、「弱い人、弱くなった人、都合の悪い人を排除するのではなく、和解により共に歩むため、行動することが求められます。その根源は『神の愛』です。このことを思い、愛の源であるご聖体を拝領しましょう」と説教がありました。
ミサに続き、先月は大雪で流れた、初金家族の会が今年初めて開かれました。
今回は、南大沢・堀之内地区の尾崎ひろみさんから、「サンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼の旅」についてのお話を伺いました。尾崎さんは、フランスの四つの主要巡礼の道なかのル・ピュイの道を、ル・ピュイからコンクまで200km歩かれた情景、人々との交流を、以下のように話してくださいました。
「黒い岩の急険な階段の上に立つ教会、黒いマリア像、春の野道に咲く可憐な花、各国からの巡礼者との交流、地場の特色ある食事など、充実した楽しい巡礼の旅でした。キリストとともに、また聖ヤコブをはじめ、志を同じくした巡礼者を思いながら歩き、信仰がいっそう深まりました」
巡礼証明書も紹介されましたが、日本の熊野巡礼の御札も提携しているので、共用可能との興味深い話もありました。
次回、4月6日の初金家族の会は、一品持ちによる闇鍋会です。歓談を楽しみ、信仰家族の絆を深めたいと思います。
「初金家族の会」は、初金のごミサのあと、信徒館で貴重な体験など聴いて語り合い、お互い信仰の絆を深め合う、楽しい集いです。どうぞどなたでも、お気軽にお立ち寄りください。(11時ごろからです)