連載コラム:「シニアの、シニアによる、シニアのための集い、開催しました!」

「荒野のオアシス教会を目指して」

やさしく、あたたかく、心からのオアシスづくり
連載コラム「スローガンの実現に向かって」第82回
シニアの、シニアによる、シニアのための集い、開催しました!

「シニアの集い」実行委員 小俣 浩之

 シニアの皆さん、今年のシニアの集い、お楽しみいただけましたでしょうか?今年いらっしゃれなかった方、来年はぜひ、いらしてくださいね。
 新たにシニア対象者に加わった方は15名。えっ、あの人も? あの方、バリバリなのにもうシニア? うそでしょ? えっ、びっくり。毎年のことながら、シニアデビューされた方々を見ますと、その若々しさに驚かされます。多摩教会のシニア対象(75歳以上)は、いまや総勢160名を超えています。

 「多摩教会のシニアは元気だ!」、豊島神父様のそんなお言葉を受け、今年のシニアの集いを「シニアの、シニアによる、シニアのための集い」と銘打って開催することにいたしました。シニアの皆さんが中心になって、皆さんのための集いを開いていただきたい、「シニアの、シニアによる、シニアのための」には、そんな意味合いが込められています。
 その第一回目となる今年は、そのことをシンボリックに表すべく、実行委員長をシニア対象者の北村司郎さんにお願いし、企画段階から加わっていただきました。北村実行委員長のもと、信徒館2階の小部屋に潜んで事前にお弁当やデザートの試食もして、献立を吟味いたしました。年に一度の大切な会ですから、シニアの皆さんには美味しいお食事を召し上がっていただきたい、しっかり吟味した上(たっぷり試食した上? いやいや試食は少しずつでしたよ)、例年よりも豪華なお弁当にして、お吸い物、お菓子、フルーツ、さらにひと口ビールもお付けしました。献立の最終決定権は、当然ながら北村実行委員長の手にあります。役得ですね、これは。来年の実行委員長立候補者(シニア対象者に限る)、お待ちしてま~す。関戸・一宮・府中・日野・野猿地区の皆さま、食事会の事前準備、当日の配膳、片付け、ありがとうございました!

 当日は「シニアの奉仕によるミサ」から始まりました。侍者、先唱、朗読、朗唱、奉納、すべてシニアの方々が奉仕します。明るい秋の朝の光の中で、厳かな所作、熟練の味わいを醸し出して、ご奉仕してくださるミサ、素晴らしかった。ミサ後、聖堂でイベント、教会学校の子どもたちの「ありがとう」の歌とメッセージ、花束贈呈、シニア代表のごあいさつなどなど。今年は60名ほどが集いに参加されましたが、聖堂での写真撮影もいよいよ大掛かりな撮影会となりました。前4列の椅子を移動させて、にわか作りのひな壇を設け、写真の準備を始めてから実際にシャッターを押すまで、ずいぶんと時間がかかっちゃいましたね、長い間、お待たせしちゃってすみませんでした。でも、皆さまの笑顔溢れるとっても素敵な「家族写真」が出来上がりましたよ。
 その後、信徒館1階でのお食事会。豊島神父様は、文語で食前の祈りを唱えられました。さすがシニア世代の皆さま、文語のお祈りに自然に唱和されていました。ミサ中に霊名の祝日のお祝いをさせていただいた平神父様に乾杯のご発声を賜り、会食、ご歓談、意見交換と、和やかな時間が進みます。参加者全員でカトリック聖歌「野ばらにおう」と「あめのきさき」も歌いました。

 さて、会の終わりが近づいた頃、豊島神父様に改めてお話をお願いしました。そのとき神父様から出たお言葉は・・・。
 「シニアの皆さん、この会は生存確認の会ではなく、青年会だと思ってください!」神父様からのこの力強いメッセージを頂いたとき、シニアの皆さんが共感して嬉しそうにうなずくお姿、とっても印象的でした。そしてその瞬間、あっ、この場こそが、シニアの皆さんにとっての「オアシス」なんだな、と改めて気づかされました。
 とっても素晴らしい一日になりました。この集いに実行委員として関わることができたこと、神様に感謝いたします。