神さまのお導き(受洗者記念文集)

セシリア 水口玲子(仮名)

 朝、目を覚まし、今日も健康で起きられた、と感謝する。
 お湯を沸かし、ドリップのコーヒーを入れ、ゆっくり飲む。
 青天の空を見上げ、今日もお天気、と洗濯機を回す…

 そんな何気ない日常の一コマが、恵みに満ちた幸せなことなのだと気付いたのは、信仰を持つようになってからでした。
 こんな感謝とおだやかで満ち足りた気持ちを以前から持っていたなら、人生違っていただろうに…とも思いました。でも、遅ればせながら信仰に巡り合えた、そのことに感謝の毎日です。

 一番苦しかったとき、神さまがドロ沼へ手を差し伸べて引き上げてくださった、あの感覚。あの時の気持ちは、これからも決して忘れることのできない大きな喜びとなって、心に残っています。
 それ以来、祈りによって自分がなすべきことを導かれ、そして、その導きに沿って行動すると、驚くほど物事がすんなり運ぶこと。それも、大きな喜びとなりました。
 そこに至るまでに「もう大丈夫」「相手をそのまま受け入れる」等々、数々のお言葉で信仰へ導びいてくださった晴佐久神父さまなしには、ここまで来られなかった…と心の底から感謝しております。

 これからもクリスチャンとしての自覚を持ち、悔いのないよう生きて行こうと思います。
 神父さま、教会の皆さま、本当にありがとうございました。