ただただ存在しているという事実(受洗者記念文集)

ヒバ(仮名)

 これまでいろいろ悩んできました。
 けれどそんな私の勝手な思いとは関係なく、これまでもこれからも、何か大きなものに包まれて、守られ肯定されているのだとわかりました。
 私は、どんな目に合おうとも何に悩もうとも、自分は変わらずに、確かにこの世界に存在しているし、そのことがとてもありがたく、奇跡的なことだと思っています。
 教会に来て福音を聞いて、この、自分が世界にただただ存在しているという事実が、無条件に肯定され守られているということの証しだと実感しました。
 この明るい気持ち、神に守られ、聖霊と共にいるという実感、これを常に忘れずに持って生きていきたいと思うし、この気持ちがあれば今後どんな辛いことがあっても乗り越えられるんじゃないか、と思っています。
 洗礼を受けても、相変わらずいろんなことに一喜一憂し、悩んだり苦しんだりしています。
 ただ、全ては自分とかこの世界をはるかに超えた、素晴らしい出来事に繋がる何かであると信じています。
 こういう気持ちを確信させてくれた神父さん、教会のみんなに感謝します。そして神様の導きに感謝します。 アーメン