ゼノ修道士

ゼノ (Zeno, Wladyslaw Zebrowski 1898-1982)

コンベンツアル聖フランシスコ修道会修道士。
ポーランド生まれ。
1924年修道会入会。
1930年コルベ師らとともに来日。長崎に聖母の騎士修道院を創設し日本での宣教を開始した。
1945年同地で被爆、悲劇を目の当たりにして47年に上京。
赤羽に修道院を設立して積極的に戦災孤児、困窮者の救済に関与する。この間浅草で北原玲子と邂逅、生活共同体(蟻の町)でともに活動するきっかけとなった。
その後1962年広島の沼隈町に知的障害児のための施設「ゼノ少年牧場」を設立。
1981年来日の教皇に謁見を受けた。

(「岩波キリスト教辞典」より転載)