投稿記事:教会学校の合宿に参加して

教会学校の合宿に参加して

豊嶋 太一

 今年の教会学校(小学生)の夏期合宿も、8月10日(金)から11日(土)に教会で行われました。参加者は、幼児5名と小学生13名と中学生2名とで昨年よりちょっと少なめでした。高校生〜社会人のお手伝いも直前にどどっと5名参加してもらえました。山川啓君(啓と書いて「ひらく」と読む)は、今年で3年連続神戸から参加、女性では笹田さん、男性は、正太郎、れん、優大と皆下の名前で呼び合っている仲間たちです。あとは、教会学校のリーダー、子供たちのパパ、ママ、それに晴佐久神父様とシスターで、最大人がそろった瞬間は、40人弱だったと思います。ご協力ありがとうございます。
 10日は府中の森公園周辺を散策しました。まずは公園の駐車場から、サントリー武蔵野ビール工場へ工場見学に行きました。こだわりの天然水は、なんと井戸を掘って、深層地下水からくみ上げているそうです。私の謎が一つ解けました。もう一つは、ビール以外のソフトドリンクも製造しているのか? ですが、答えはNoでした。そんな私の知りたい質問をミッション1として子供達に当日配布し、調べてもらいました。皆ミッション・クリアです。
 工場から公園に戻る途中に大東京綜合卸売センターを20分程見学し、公園の桜の木の下で昼食のお弁当を食べました。食事の後に、ミッション3の「ミッキーをレスキューせよ」の説明をしました。テニスボールサイズのボールを12個、府中市民プールに放出し、それを子供が捜し出すというものです。案の定、怖い監視員のお姉さんに注意されました。プールの中でボールを見つけられなかった子も、案内所に落し物として届けられていたボールをゲットしたりと、頭も使って必死に探してくれました。
 プールの後は教会に戻り、ミッション・クリアした数だけ、ぽいを渡して、30分間スーパーボールすくいをしました。ちょっと丈夫なぽいを選んだみたいで、みんなお椀にあふれるほどすくえていました。今回は6号ぽいを準備しましたが、次回やる時はもう少し弱い7号ぽいを準備した方がいいのかな?
 その後はお母さんたちが作ってくれたカレーライスを食べ、お風呂に入りに行き、教会に戻ってから去年と同じく焚き火をしました。
 きらきら光るおもちゃを準備していて、焚き火の時のテンションアップに使おうと思っていました。でも、事前 simulation が甘く、おもちゃを渡したら、おもちゃに集中してしまって、焚き火へ集中しなくなり、まとまりが無くなってしまいました。自分で光るおもちゃを渡しておきながら、集中しないと没収するよと、全く矛盾する発言をしてしまい、反省でした。
 なんとか焚き火でのジェスチャーゲームを終えた後は、子供たちの事前課題の「イエス様の火で燃やしたいもの」と「神父様へ質問したいこと」について、神父様からお話をしてもらいました。神父様のお話のお陰で、集中力に欠けた焚き火がよみがえりました。ありがとうございます。あと、もう一つ焚き火をよみがえらせたものがあります。それは、子供たちが事前課題で書いてきた内容そのものです。とても素晴らしいことが書かれていました。神父様に事前課題を渡す前に私も読みましたが、小学生らしい素直さの中にも、大人とほぼ変わらない目線で、自分の燃やしたい弱さをとらえていて、とても感心しました。また、神父様への質問では、こじかの連載記事の「司祭の独身制」についての記事を読んでの質問です。子供の書いた質問と、それに答える晴佐久神父様のお話は、2012年教会学校の焚き火に参加した子達の思い出になって、10年後にじわじわと効いてくることを望みます。この様子はビデオに撮って20分程に編集済みです。
 私は合宿初日の遊びプログラムが専門で、2日目の司牧プログラムは裏で休ませてもらっていました。2日目は、朝食後に切り絵、ゲーム、侍者練習、スイカ割り、ミサ、昼食、感想文作成と半日ですがたくさんプログラムをこなしました。
 最後に、2日間、怪我や病気になる子もでず、奉仕の方々とともに、神さまのお恵みの元、晴佐久神父様のお話のシャワーを浴びることが出来、無事合宿を終えることが出来た事を感謝致します。