現在多摩教会信徒館は外壁塗装をはじめとする修繕工事をしています。
周囲は足場で囲まれ、復活祭までの完了にむけて朝から夕方まで作業が進められているのです。
夜は時々多摩教会駐車場を我が家にしている白い猫たちが運動不足を解消するように作業足場をつかって上り下りする光景となります。かなり真剣です。
外壁の工事と併せるかのように、教会の暦も四旬節にはいりました。復活祭までの四旬節の最中、洗礼志願者とともに過ごすのと同じく、愛の献金がよびかけられ、献金袋・箱、趣意書を含めたよびかけの文書がキャンペーンとして皆さんに渡されます。特に復活祭にむかう聖週間、木曜夕に教会で行われる(今年は13日19時から)「主の晩餐の夕べのミサ」奉納の式文朱書きには以下のように記され、典礼とのつながりも感じます。
『感謝の典礼のはじめに、信者は(供え物といっしょに)貧しい人を助けるために集めたものを行列して運ぶことができる。その間「愛といつくしみのあるところ」を歌うことができる』
この愛の献金は毎年12月の司教総会で採択され教会の皆さんにつたえられます。カリタスジャパン担当者会議において趣旨を定め、全司教の決議をもって実施されるのです。カリタスジャパンのベテラン委員さんは「昔、償いの献金といわれて長く続いている四旬節の愛の行為だよ」と教えてくださいました。私は子どものころからあのデザインの献金箱に記憶がありますが、そこまでとは知りませんでした。
4月2日にカリタスジャパン援助部会秘書の瀬戸神父さまにいらしていただいて、具体的な四旬節の過ごし方や、カリタスジャパンについて教えてもらえる機会、そして黙想につながる講話をお願いしています。午前中聞き逃した方、確認したい方のために午後「補講」という時間を設定しています。カリタスジャパンは共催という形で協力し、他のサポートもしてくださるでしょう。ご参加ください。
復活祭が近くなると桜の開花が期待されます。
「桜の時期に多摩教会にいってみたくなる」と多摩教会を知っている人は、よく話してくださいます。もっとも期間限定しなくても、いらしてほしいのですが。
多摩センター駅から歩き始めて乞田川(こったがわ)沿いの桜並木をながめて多摩教会のミサにいらしてはいかがでしょうか。聖橋までの乞田川両脇約3キロにわたり、500本以上の桜が咲き誇ります。並木道のおよその終点が多摩教会なので、いわば折り返し点として考えられます。反対側の道をつかえばミサ行きと帰り道では別の眺めが楽しめます。川面の様子もオススメです。日頃、運動不足の方は片道3キロコース所要時間約一時間の散歩となります。普段使う交通手段をかえて遠回りもいいものです。桜のつぼみを愛(め)でながら、春の喜びを祝う準備を大事にしましょう。