洗礼(受洗者記念文集)

月丘 はるか(仮名)

 洗礼を受けて、変わったことは自分を表現することに迷いがなくなってきたところだと思います。
 ただ迷いがなくなったといっても、完全になくなったというわけではありません。以前より少しずつ自分の思ったとおりに動くことに抵抗がなくなってきたという感じです。

 洗礼を受けるまで私は、人との会話や、これから自分がする行動に自信を持つことが苦手でした。それは他人の目を必要以上に気にしてしまう癖があるからです。常に自分のするアクションが相手を不快にさせないかどうかと、考えないようにしようと思っても自然と考えてしまっていました。
 その原因は、自分に自信が持てていなかったからだと思います。自信が持てていないから自分が決めたことは間違っているような気がしてしまうのです。

 友達と話すのにも職場の人と一緒に仕事をするときでも、なかなか自分の意見が言えず、相手の顔色をうかがって相手の意見に同調していました。そんなことをしていたら、ふいに自分の行動と相手に同調していた行動にギャップができてしまい、言っていることとやっていることが違う、何を考えているかわからないと言われ、さらに自分に自信がなくなってきていました。

 しかし、洗礼式の日、こんな状態だった私にたくさんの人が「受洗おめでとう! 本当によかったね!」という言葉や、ベールや、メダイ、ロザリオなどいろいろな贈り物をしてくれました。
 神父さんに水をかけてもらったとき、人生でこんなことが起こるなんて考えてもみなかったなー、祝福されているんだな、愛されているんだなと感じることができました。

 その日から、「どんなことをしても自分は愛されているから大丈夫」という、少し不思議な自信がでてきました。自分の思ったように動いていいんだと思えるようになりました。
 ここまで支えてくださった神父さま、教会のみなさん、代母さんに感謝します。
 これからもいろいろ教えてください。